軍事板初心者質問スレまとめ(FAQ) - 小火器全般
銃の携帯を許可している国での国民意識はどんなモノなのでしょうか?
規制反対とか聞くけどあれはどのぐらい国民の意識を反映しているの?政治的な運動でなく一般市民が銃についてどう思っているのか知りたい。
また普段銃の管理をどうしているのかも知りたい
一般家庭に銃は100パーセント常備してるの?
また、それは拳銃程度?それともライフルやショットガンあって当たり前?
銃にさわらない(撃たない)まま一生を終える人は多いの?
基本的にマトモに稼いでまともな人間の住む町に住んでる人間は銃なんぞ家に置いてることは希です、事故の元だし。
当然銃なんか一切手も触れずに一生を終える人のほうが遙かに多いです。
銃が家にあるメリットとデメリットを秤に掛ければ大抵の人(つまりまともな判断力の持ち主)はデメリットを重視して嫌います。
もちろん治安の悪い街、あるいは小さな街で治安組織も小さな街ではその秤の傾き具合も違ってくるわけですがね。
(くだらない質問はここに書け!:319)
アメリカ(オイラがすんでいた)ところではそんなことなかったぞ。
稼いでいようと、好きな人は好きさね。射撃場にはリッチそうな人がリッチそうな銃を撃っていた。
むろんいかにもって低所得層もいたが、街全体がけっこうリッチで治安が良かったから。
日本で言うと、バイクみたいな物かなあと思うよ。好きな人は持っている。いらない人はとことんいらない。管理も人それぞれ。
(くだらない質問はここに書け!:328)
敵歩兵が持っていた銃を拾って使うと、武器で敵と間違われて味方に撃たれる危険があるもんでしょうか?
もしも今の日本がどっかと戦争になった場合、自衛官がそういうことをするのは許されると思われますか?
敵からの鹵獲品を使うのは別に珍しいことでは有りません
敵との誤認について銃は知りませんが、戦車では味方の対戦車砲に撃たれた鹵獲品のT-34の話を読んだことが有ります
真空でも撃てる銃ってのは実際にはつくれないんですかね?
現代の銃は、基本的に真空中でもそのまま撃てます
銃は何発撃ったら使えなくなるの?あと、銃は半世紀以上たっても使えるって本当?
たとえばMK23SOCOMピストルは三万発発射可能な拳銃として設計されました。
ちなみに当初米軍がこの銃に対して要求したスペックは六万発発射可能というものでした。
銃の寿命についてですが手入れが良ければ一般に50年くらいは持つそうです。さすがに
錆びてしまうとスプリングなどの可動部品がやられてしまうので使えないと思います。
水没させてしまった(海や川に落としたりした)拳銃や自動小銃等は拾い上げた後にすぐ使用できるのでしょうか?
ソ連製のAK47系統ならどんな扱いをしても壊れることは少ないと聞いたことは
ありますけど、France製の小銃とかだと、結構脆弱なものもあったのではないかと記憶しております。
(16:眠い人 ◆ikaJHtf2)
銃の可動部や錆びやすい部分って例えばどんな部品ですか?
極論すれば鉄製部品は全部ですが、発射ガスにさらされる機関部、
使い込むと防錆処理がはげてくる、外装部品でしょうか。
自衛隊64式小銃を例にとりますと、レンジャー訓練で3~4日、手入れもできずに行動すると、
手入れにうるさい自衛隊でも、やむを得ず一部に赤錆が発生する、と、何かの本に書いてありました。
銃の紹介などで、装弾数7+1などと、どうしてわけるのでしょうか?
弾倉に7発+薬室の1発
何故現在使用されている銃には黒色の塗装がされていることが多いのですか?
銃器の色が黒、に関しては、生産上の都合、防錆処理の色が元で、
作戦上は黒が有利とは限りません。
なぜ銃を撃つと上に跳ね上がるのですか?下や左右にぶれないのはなぜですか?
支点と作用点の関係です。大抵の銃器はグリップ部(支点)が銃身部の下方にあるので、
薬室(作用点)からの発射の反作用で後方に力が加わるとグリップ部(支点)を軸に上方に円運動をしようとします。
結果として銃身が上に跳ね上がります。
もし、グリップ部が銃身に対して左側にオフセットされた銃があったとすれば、発射時の反動は右上方にひねられるでしょう。
ジャムってどういう銃で、どうやって起こるのですか?
大概の銃は、弾倉(弾丸を入れるところ)と薬室(弾丸を撃ちだすところ)が別になってる。
だから一発撃つたびに弾倉から薬室に弾丸を送りださにゃならんのだが、
そのシステムが詰まってしまうのが「ジャム」の一般的な定義。
原因ははっきり言って千差万別。
ごみが詰まるから起こることもあれば構造上の欠陥だったりするときもある。
あるいは弾丸の製造不良、はたまた理由はいくらでも考えられる。
まあ、コンビニコピー機の「紙詰まり」の銃版だと思っていただければ。
ちなみにレボルバーはジャムらない。
12.7ミリ、7.62ミリ、9ミリなどの銃の口径はどのように決まったのですか?
12.7ミリ=5インチ
7.62ミリ=3/10インチ=0.3インチ
その使ってる国でキリのいい数字
銃身長とは、具体的にどこからどこまでの長さを言うのですか?
銃身と薬室が分離されている回転式拳銃は純粋に銃身そのものの長さを表しますが
自動装填式拳銃とその他薬室と銃身が一体化しているものは
銃口部分から薬室後端部までの長さを銃身長と言い、ライフリングの切られた部分の長さを有効腔長とします。
(355:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
箱型弾倉やチューブ式弾倉のグレネードランチャーはないんですか?
大抵が単発、今開発されてるのもリボルバーやベルト給弾ですが、
両方ある
チューブ式はロシアのGM-94やアメリカの試作品EX-41
箱型はアメリカのXM25、ドラム型でよければ中国のQLZ-87等がある
銃弾にはそれぞれ適した銃身の長さがあるとは思いますが、銃身が短か過ぎたり、長すぎたりした場合、どのような悪影響が考えられますか?
ケース1.銃身の長さが3メートルの45ACP弾
ケース2.銃身の長さが1センチの12.7×99㎜
ケース1は、銃身途中で弾丸が止まってしまう、停弾と言う現象が起こります
ケース2では、弾丸は殆ど加速されず、大量の火薬ガスが拡散します
一般に銃身が長すぎる場合には、初速の低下を招き、最悪停弾してしまいます
また銃身が短すぎる場合銃弾は充分に加速できず、大量の燃焼ガスが弾道を乱し、また巨大な火球を形成します
(三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
銃などで使われる◯◯式の数字って何ですか?
(例えば高射砲なら五式 四式 三式 九九式 八八式…等)
初心者なので数字が大きいほうが新しい? 弾丸が大きい?くらいしか浮かばないのですが・・・。
明治時代と大正時代は、年号での年を使いました。
皇紀は、昭和時代に使われました。
三八式歩兵銃は、明治38年の採用です。
十一年式軽機関銃は、大正11年の採用です。
しかし、大正時代は15年しか続きませんでした。
そのため、昭和時代の年を使うと、大正時代と重なってしまいます。
そこで、皇紀を使うようになりました。
零戦は、皇紀2600年の採用です。
室内戦では自動小銃と拳銃ではどちらが有利なのでしょうか?
よく「室内戦では取り回しの良い拳銃に分がある」といいますが、単発の拳銃じゃなかなか自動小銃には勝てるようには思えません。
それに相手がボディアーマーなんか着てたりすると不意に反撃くらいかもしれませんし
室内戦闘では、相手が抗弾装備を身に付けている場合には装備は短縮された自動小銃を用います
また単独で室内戦闘をする事は先ず有りませんので、各員毎に装備を変えて対応し
情況に応じて必要な装備を持った者が先導しますね。
散弾銃はドアエントリの際にドアを破る目的で装備しますが、一発辺りの火力が大きいので瞬時の弾幕を張る場合に使いますが
軍事行動においては短縮小銃と補助火器として拳銃を用います
拳銃のみを使用することは、作戦上の必要が無い限りはほぼありません。
(367:848三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
撃ち終ったあとの薬きょうとかマガジンてあの後どうするんですか?
マガジン(クリップ)は何度も使うよ。薬莢も火薬と弾頭を詰めて再利用することもできるけど、買った方が手間がかからない
(くだらない質問はここに書け!:625)
薬莢の焼きつき(張り付き)とはどういった条件で起こるんでしょうか。
G3系統のメカニズムで起き易いとも書いてあったのですが
当然ながら発砲して装薬が燃焼すると、薬莢には中から外側へ膨らます力が働く。
結果薬莢は微妙に変形し薬室の「壁」一杯に膨れて張り付いた形になってしまう。
何発も弾撃ってて薬室内に火薬の燃えカスとかが残ってると、それが焼けついて接着剤の役目を果たし、
変形して広がった上に焼け付いた薬莢は遊底が後座しても薬室から出てこなくなる。
それが焼きつき。
そうなると遊底の作動が停まるか薬莢が遊底に無理矢理引っ張られるので千切れる(薬室内には千切れた薬莢が残る)か、
あるいは遊底が壊れる。
G3なんかのローラーロッキングに限らずディレイド・ブローバック式の作動機構は発砲(装薬が燃焼)してから
遊底が後退して薬莢を薬室から引き抜くのにタイムラグが無いので、この「焼きつき」、薬莢の張り付きが起き易い。
ストレートブローバックは一般的に圧力が低いのでそうした問題が少ない。
あと銃の工作精度が低いと、薬室の壁面にツールマークがたくさんできるので、薬莢の張り付きによる作動不良が起きやすい。
また、薬莢の表面に傷をつけたりくぼませたりしても変形が激しくなるので多発する。
工業高校卒の工場勤務の人が精巧な密造銃作るのって可能かな?
いつ頃だったか自分で拳銃作って捕まった人がいたな。
あれは熟練した人みたいだけど、AKならより容易なんじゃない
何の資料もなしで作れというのは酷だと思うけど
フィリピン南部じゃホームメイド拳銃つくってるから拳銃自体を作るのは可能だろう
技術指導される必要があるだろうが
ただ日本で作るってんならまともな銃器作れるようになるまでに逮捕されるんじゃね
オウムはAK47の密造銃作ろうとしてうまくコピーできなかったようだけど、何が原因なんだ?
銃を作るのに使う鉄の材質がわからなかった。
銃に使うには特殊な鋼が必要だが(特に銃身とスプリング)それがどんな組成なのかが解析できなかった。
あともう一つは弾が作れなかった。
銃弾を、特に薬莢を作る技術がなかったのでそこでも挫折。
それにそもそも、流石にAKとはいえ作った事ない人間が設計図だけでポンとは作れない。
一番の難点はトライ&エラーを繰り返して精度やノウハウを詰めていったり、材質的に専門家のアドバイスを受けたり
しようにも法の目をかいくぐって行わなきゃならんからそれらが出来なかった。
パキスタン辺りの密造人は,しょっちゅう顧客にエラーを経験させとるからのう
弾って作るの難しいの?
実は銃そのものより難しい。
あと、薬莢を大量に生産するには専門の設備がいるので、銃そのものを作るよりもそっちの方に設備投資費用が掛かる。
オウムのように金属加工業でも何でもない組織がそんな設備作ったら、そこから足が着く。
毒ガスの材料は結構一般的な化学薬品だから、「大規模に農業をやる」で誤魔化ない事もないが、
金属の絞り出し成形の設備を何に使うのか? となると、そうそう言い訳や誤魔化しが利かないので。
(初心者スレ495:611-649*一部改編)
銃の射撃について、フルバースト(full burst)という用語を見かけるのですが
フルオート射撃と同義にされがちだが、初心者による造語。
(497:808,神゛聖\(^o^)/オワタ帝國 ◆u8nX3fKy0k )
水に浸かった小銃は分解して乾燥させないと、安心して使えないといった状態になるのでしょうか?
G36のWikiに、H&K社は土に埋めたG36を掘り出し軽く土を払った程度で射撃を行うといった
デモンストレーションを行うなど、過酷な条件下での作動の確実性をアピールしている、
また10分以内であれば水中につけても射撃に支障は無いとされる。との表記がありますが、
一般的小銃は水に濡れた状態、あるいは水に一定時間浸かったあとの状態では作動不良を起すという事でしょうか?
んなこたあないよ。
そんなんじゃ、雨の日には戦争でけんでしょ?
銃が濡れて困るのは、錆びるからだよ。
外観や銃口なんてのは、ある程度見えるから異常が分かるが、厄介なのは引き金室部とかそういった細かいところの
腐食だね。
手入れしておけば、別にどうということはない。
ただ、泥水や海水は、それ単体ではどうということはないが、異物が入り込むことが考えられるので、
川渡ったり海渡ったりするときは気をつけるのさ。
(360:314:緑装薬4 ◆8R14yKD1/k)
おいおい、海水ってのは塩分ふくんでいて、渇くと塩の結晶が残るんだぞ
可動部品がある精密機械は海水に浸すと再起不能になる
10分と言うのは野戦での使用状態を想定したテスト条件でしかないのです
本来自動小銃は使用する毎に分解清掃が必要な精密機械である事を忘れてはいけません
ただ軍用銃なのである程度水分に触れても直後の射撃に差し支えが内容に設計されています
下手な設計の銃火器だと稼働部分が少量の水分で錆び始めると動作不良が出てしまう事がありますから。
(360:423:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
サプレッサー付きの銃で使う減装弾は発射時の反動も通常弾と比べて少ないのでしょうか?
サプレッサー装着に対応した弾薬は、最近は装薬を減じたものではなく
弾丸重量を大きくする事で、初速を落とした分の弾丸威力を補う工夫が為されて居ます
またサプレッサーの性能向上に伴い、通常の弾薬でもある程度の減音効果が得られるようになりました
反動に付いては、サプレッサーがマズルブレーキに近い役割を果たす事とその重量によるカウンターウェイト効果により
体感的に反動は、通常よりやや軽く感じる程度ですね。
(507:771:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
銃に使われる鉄って特殊鋼のような高級鋼なのでしょうか、それとも値段の事も考えて汎用品なのでしょうか?
ほとんどの銃はありふれたクロモリ(クロムモリブデン鋼)で作られている。
安価で強度・展性が高く、加工もしやすいという非常に便利な素材なので、
これはここ100年以上変わっていない。
そんなわけで、現代ではパキスタンの村でもAKが作れてしまうわけだ。
法廷での照合機関から自分を守る方法
水中に飛び込んだ敵を銃撃するシーンが映画などでよくありますが、水中でも殺傷力は維持できますか?
水面に衝突した時点で弾が崩壊、又は変形し、弾道の屈折、歪曲が起こる。
銃や弾丸にもよるだろうが、水面下1m~1.5mで効果威力は無力化されるだろう。
アメリカの、「実際にやってみる」系の番組で実験した回での結果によると
水深2mくらいまでなら殺傷能力はあるとのこと
それ以上は、抵抗で威力が減少するのに加えて、水中での弾丸の軌道も変わるし、ほぼ当たらない
『怪しい伝説』でプールを使って60°で打ち込んだ場合、初速の速い弾ほど水面に突っ込んだ衝撃で割れ
てしまい、ライフルでも60センチほどしか届かないって結果だった(.50弾まで持ち出していた)。
昔のGun誌に載っていた「殺傷力があるのは、1mほど」って話とも大体一致するので、信用はできると思う。
垂直に打ち込むとずっと深くまで届く。
フリーフローディング方式とは何でしょうか?
フリーフローティング、と言うのは、銃身が機関部以外の何処にも触れないように浮いたような状態を言います
これは発砲時に命中精度を乱す要素となる振動を銃身に伝達しない目的で考えられました
(519:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
銃の撃針は長い間使い続けたら先が折れたり丸くなったりして使い物にならなくなるという事はあるのでしょうか?
銃は基本的に撃針で雷管を勢いよく突いて発射させるんですよね?
撃針が折れるってのは結構ある。
勿論使ってると先端は磨り減ってくるので、メンテナンスの一貫として交換が必要。
ってか、普段のお手入れで真っ先に確認すべき場所
気の利いた軍用銃なら予備撃針は必ずある
撃針は消耗品ですので予備の撃針を携行し、破損した場合には即時交換出来るようにしています
これは現代の火器においても同様で、幾つかの消耗部品と共に携行します。
(520:365,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
分隊支援火器等の歩兵が直接持ち歩いて運用する小火器のベルトリンク式とドラムマガジン式其々の利点と欠点を教えて下さい。
@ベルトリンク
*弾帯を作っておけば銃本体の限界が来るまで撃ち続けられる(装弾数無限)
*銃本体にベルトリンクの巻き上げ/排出機構が必要なので、その分構造が複雑に
*ベルトリンクの分金属資源を使用する(初期のベルトリンクは布だけど)
*ベルトリンクのパーツがないと、どれだけ弾薬があっても撃てない
*スムーズに作動させるにはベルトリンクが垂れないように支えてくれる装填補佐が必要
@ドラムマガジン
*射手一人で運用できる
*銃に特別な機構がなくても使用可能(ただし、マガジンキャッチが頑丈じゃないと勝手に抜けてくる)
*弾倉の大きさと重さの割には装弾数が少ない
*弾倉さえ故障しなければ弾薬があればOK
銃をマガジンに装填する前によくマガジンをこんこんとヘルメットに打ち付けるのは何でですか?
叩くことによって中の弾が外側に寄るように揃えています。
外側に寄せるとスライドの前進時に弾を引っかけやすくなりより装弾性が向上します。(向上する気がする。)
(自衛隊板初質スレ16:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)
叩くのは手でやる、夜間に弾を詰める時や急いで詰めると弾頭部分が弾装より少し
外へ出てしまうことがあるのでね
弾頭が弾装より出ていると装弾できない事があり射撃ができない
ヘルメットでやるのは今は禁止、外国の軍隊でもやってたが暴発したらしいよ
(自衛隊板初質スレ16:295)
自衛隊や米軍の兵器が流出して暴力団に渡り、抗争なんかに使われたことはあるんですか?
自衛隊の銃器の管理はこれでもかと言う程徹底しています
なので暴力団などが自衛隊の装備を入手する事はまず不可能です
トカレフ・マカロフは露西亜経由で密輸されますが、亜米利加経由のルートもあるので
米国製の武器も入手は可能で、M16とM203は押収された例があります
(532:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
突撃銃や拳銃などを手にしたとき重量などからマガジン内の残弾数を推測できるでしょうか?
持った感じでも、その銃をいつも扱ってる人ならある程度は推測できるんじゃないでしょうか?
マガジンリップから弾を押してみてスプリングの反発度合いとかでも判りますし。
残り数発/結構残ってる/半分以上有るかな/ほとんど撃ってない…程度は。
それ以上の精度、あと残弾何発とかを求めるとなると熟練や本人の感覚によると思います。
スーパーで肉の量り売りしてる人とか、一発でほぼ正確に近い重量の肉を載せたりしますよねw
ディスプレーの映像を見ながら射撃するタイプの銃が一般化されないのは何故ですか?
軽機関銃や突撃銃に小型デジタルビデオカメラを設置し、兵士の頭にヘッドアップディスプレーを装着し、
そのディスプレーに銃に取り付けたカメラの映像をリアルタイムで表示して、射撃。
銃撃戦に於いて、これまでのように頭部を露出しなくても最小限の身体の露出で銃が撃てるから、
銃を持った人間の戦力が飛躍的に向上すると思うのですが。
そういう方向性も一応あった。
でも、
- 軍用の蛮用に耐える電子機器は中々難しい
- バッテリーが切れたらただの無駄装備だが、コンパクトで連続使用時間の
長いバッテリーは中々難しいし、予備バッテリーを大量に持ち歩くのも
荷物が増えるので面倒
- 戦場での充電は事実上無理
という壁が大きく、個人用装備の電子化はあまり進んでない。
銃と照準・索敵用カメラが一体化したユニットをヒンジで自在に曲げられるインターフェイス部と分離し
バリケードから銃を敵に向けモニターを覗きながら射撃するコーナーショット、と言う装備が限りなくそれに近いものになっています
名前の如く、折り曲げてモニターで索敵しながら、死角から射撃が可能なので
室内戦闘のスマート化が可能に成りました。
(536:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
室内で銃を撃つと跳弾が危ないというのをたまに見かけるけど跳ね返ってくるものなのですか?
ショットガンで鍵や蝶番を吹き飛ばして突入するという話を良く見ますが凄い危険なような
現代日本の一般家庭に使われてるような建材や建具だったらまず跳弾はない。
というか、石膏ボードの壁とかだったらライフル弾で撃てば貫通して壁の向こうに
いる人間を殺傷できるほど。
でも、全ての建物が木と石膏ボードと合板と新建材でできてるわけじゃないので。
コンクリ打ちっ放しの建物内なんかで銃を撃ったら、ピンボールみたいな状態になる。
そうでなくても削られたコンクリの破片が高速で飛んでくるんで危なくてしょうがない。
"マスターキー"なんて呼ばれる扉破壊用のショットガンの弾は、貫通力よりも衝撃に
よる破壊を重視してるので、物(この場合扉の蝶番や鍵前)を壊した後はほとんど飛ばずに潰れる。
ただ、その扉のまん前にいたりしたら、当然危険だけど。
ちなみにドアの蝶つがいを破壊するための、専用のショットガンの弾が存在する。
弾が粘土でできていて、ドアを効率よくぶち抜くと共に跳弾になりにくいという優れものだ。
破壊対象のみを壊す為の鳥篭のような銃口アダプタを装備したものもあります
総じてドアブリーチャーなどと呼ばれる装備です。
破産オンラインテキサスを提出する方法
(352:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
銃って銃口に近いほど威力が高いと思っていたのですが、ある程度飛んだほうが弾丸の威力は上がるのでしょうか?
グローバルセキュリティに掲載されている米軍の野戦教範を読んでいて、
M14などの7.62ミリ弾が、600mの距離で土嚢を貫通できるが、都市戦闘のような近距離なら貫通できないとかかれていました。
極近距離ではみそすり運動と言って、弾丸の飛行姿勢が安定しない弾道過程があり、
その為着弾時に横転してしまい、貫通性能を発揮出来ない事があります
これは弾丸が、ライフリングによる旋転運動で弾道を安定させる都合上避けられないですが
有る一定の距離以遠では、ジャイロ効果により姿勢も安定するので、貫通性能も設計通りになります。
(543:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
銃が発砲時に上に跳ね上がるのは何故なのでしょうか?
弾は真正面に発射されるので反動も180°反対に来ると思うのですが…
ハンドガンならグリップ、片付けライフルなら肩が、それぞれ支点になる。
銃身はともにその支点の上にあるので、回転モーメントか生ずる。
絵を描いて、銃身からまっすぐ後ろに線引いて、グリップなり肩なりと比べてみるとすぐわかる。
連射重視のアサルトライフルで直銃床が多用されるのは、
重心から後ろに延ばした反動の軸をなるべく支点=肩に近づけて
フルオート射撃をコントロールしやすくするため。
しかし目が肩の上にある以上、完全に軸と支点を一致させるのは困難。
小銃において、トリガープルの大きさ(重さ)はどの部品によるものでしょうか?
トリガーを戻したときに元の位置に戻るようにするためにどうしてもリターンスプリングは入れないとならないから、
まずそのスプリングの力と、あとはトリガーを引いたときに擦れ合う部品があるからその摩擦、
トリガーの重さは、基本的にはこの二つを足したものになる。
摩擦は、素材とか潤滑油とか形状によっても変わるけれど根本的には垂直抗力、
つまり部品同士がどれだけ強く押しつけ合った状態で動こうとしているかによって決まる。
ハンマー方式にしろストライカー方式にしろバネに力を蓄えた状態でシアに引っ掛けて、
トリガーを引くことによりそのシアの引っかかりを外すという構造にはかわりがない。
弾を発火させるのにはある程度以上の打撃力がどうしても必要なのだから、
シアがハンマーなりストライカーなりに「引っかかる」力もある程度以上はどうしても必要。
よって、その部分の摩擦はその限界よりも少なくすることはできない。
だから競技銃ではトリガーの力をシアに伝える過程でテコの原理を使って
小さい力でトリガーを引いてもシアには強い力が加わるようにしたり、
シアに相当する部品を複数使うことで力を分散させて
軽い力でもシアが確実に外れるようにしたりという工夫によりトリガープルを軽くしようとする努力が払われる。
軍用銃や狩猟銃の場合は逆にある程度以上のトリガーの重さが無いと危険なので、
あえてあまり軽くはならないようなデザインになってることが多い。
FNーP90と5-7について伺いたいのですが。
PDWとして開発されるも2線級装備にしては高コストで没。特殊部隊に売り込み先を替えるも弾の規格で入り込む余地なし
5-7を開発するもP90の弾は5-7には入らないので結局弾は2種類必要
防弾装備の発展ペースから将来性への不安など、これまでの流れを見るとグダグダと言う気もします。
実戦的な装備としての評価の参考になる話はないでしょうか?
P90の弾薬であるSS190は、全被甲(フルメタルジャケット)であるため
AP弾種に認定され、民間用に販売出来ません
ですから市販可能な、先端部が被甲されていないソフトポイント弾であるSS192のみが
民間でも入手可能となっており、民間型のFiveseveNピストルはこれを使用します
この弾種は当然ながら軍用のP90やその民間型PS90及びFiveseveNにも使用可能で
仰るような互換性の問題はありません。
威力的には、9mmPARAと5.56mm×45の中間的な威力で、中途半端なイメージが先行しますが
実戦的な評価は、近距離では十分な威力をもっているので自衛用にも悪い選択肢ではありません、
ただネックになっているのは、使い勝手ではなく、弾丸価格を含めたランニングコストが高額なのが主体なので
本体や弾丸の価格が今後9mmPARA等のように安価になれば、普及するかと思われます。
(570:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
銃撃戦の最中、突如薬莢がつまってしまった場合どのように対処するのですか?
イジェクションレバーを手でガチャガチャやって詰まった弾を
排出しようとします。
紅の豚でのカーチスとの空中戦のシーンでのレバーをガチャガチャやってる感じです。
銃ってバレルを長くすればするほど命中率は上がるのでしょうか?
極端な話バレルを10m近くにするとか
銃身と銃弾の摩擦力>火薬の燃焼ガスの膨張力
となる長さ以上にするのはイクナイ
他に、長いと自重で曲がる、日照などで温度の不均一が生じて反る、といった問題も起きる。
戦車砲並に銃口にセンサーを付けて誤差を補正すればいいかも知れないが、「銃」とか言えないレベルの
システムになってしまう。
銃身を延ばすことで得られるメリットは「照準線の延長による誤差低減」「初速向上による上下方向の誤差低減
(距離測定誤差があっても上下方向の着弾ずれに反映されにくい)」だが、命中率を追求するなら
照門照星の照準線ではなく、光学的照準器を使うだろうから意味がない。銃身延長による初速向上は
最初に述べた限界がある上、長くなるほど初速の伸びは悪くなるので、イマイチ甲斐がない。
最後に、そんな銃を作ったとして、車両に載せて運び、時間かけて組み立てて較正する兵器になってしまうから、
それならレーザー誘導のATGMでもぶっ放すか、もっと簡単に車載の方をぶっ放す方が簡単で確実だ。
銃の製造工程について質問です。なぜ削り出し加工で生産された銃の機関部は強度が高いのでしょうか?
付け加えると、
鍛造って作り方もあって、強度は鍛造>削り出し>鋳造ってことになる。
ごく単純にいうと、鉄は叩くことで内部組成が変わって強度が上がる。
それを熱でコントロールするんだ。
鍛造は文字通り、叩いて形にするから強度が高い。
鋳造は型に溶けた鉄を流し込むだけだから、強度は落ちる(けど量産に向く)
削りだしは、元の板を圧延で作る関係で、鋳造より強度が高い。
(創作質問スレ49:502)
銃は入念に手入れをした後、武器庫に保管していて一発も撃たないままでいても、時々取り出して油を塗る等の手入れを定期的にしなければならないものなのでしょうか?
だとしたらどのくらいの周期で再度の手入れが必要なのでしょうか?
銃の保管の状態にも拠りますが、点検しないと劣化するのではなく
常日頃定期的に点検する事で武器としての信頼性を保つ意味があります
使用を前提としないのであればグリスベッタリで油紙に包んでおけば何十年と保管しても平気ですw
ただし樹脂部品が油脂の浸透で劣化するかも知れませんが
とどのつまりは決められた周期とは飽くまで任意なのですね
人によっては毎日点検しますし、通常は射撃しないなら月に一度とかその程度です
(336:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
照門と照星って銃によって形が違いますけど何を基準に決めてるんですか?
銃の使用目的、戦闘距離と精密射撃の兼ね合いでどのような方式かが決まります
ですから瞬時に照準を合わせる必要がある拳銃では照星、照門が角張ったスクウェアブレード&ノッチが主流で
これは凸型の照星と凹型の照門によって、視腺と照準線を瞬時に一致させる事が可能です
また長距離での目当て(照準)が必要なオープンサイトではピープ&ポストが主流で
小さな穴が空けられた照門を覗き、棒状の照星先端と標的を一致させ、ピープ(穴)の中心に合わせます
ピンホール効果により、遠距離の標的をよりハッキリと視認出来るので
可変式にする事により、光学照準器が無くともある程度の長距離での照準が簡易に出来ます。
さらに、射程距離の変動に対応する為可変になったタンジェントサイトと言うものが有り
これは任意の射程に目盛を合わせる事で、一度調整すれば射程による照準器の調整が簡単に出来ます
可変照尺は幾つかの方式が有りますが、どれも射程ごとに調整できるので
零点調整(ゼローイング)後の射程変更に便利なように出来ています。
(586:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
銃身を短くすると反動が大きくなるの?
同じ薬量、同じ弾頭だったら、銃身を標準から切り詰めると反動は少しだけ小さくなる。
50センチの銃身を25センチに切り詰めても、初速は800mが700mになるくらいだから違いはわずかとも言えるけど、
少なくとも同じカートリッジで銃身を切り詰めると反動が増すことはない。
仮に、フル装薬のライフル弾の弾頭を取り去りタバコのフィルター程度の栓をして撃発したとすると、反動はほとんどない。
つまり、ロケットのようなガス噴出による反動はライフルの場合あまり大きく利いては来ないの。
銃身を短くすると反動が大きくなるという巷説は、短い銃身で同じ初速を出そうとすると加速度が大きくなるので、
射手に伝わる力積が大きくなるっていう限定的な話が誤解されて伝わってるんです。
拳銃や短機関銃(サブマシンガン)では大型の猛獣を殺せないという説はその通りなんでしょうか?
ヒトより大きな獣を倒すには、最低限、ハンドガンなら.357Magnun
小銃なら.308winchester程度の威力が無いと
とてもではありませんが太刀打ち出来ません
軍用の小火器は、ひ弱な人間に合わせた最低限の威力で効率良く考えられています。
(593:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
銃の命中精度に関わるものは?
バレル長...バレル長が長いと弾道が安定する、下記のようなガスの圧力にも影響がある
マズルブレーキ...銃弾よりもガスの方が速度が速いため、銃口付近で一気に噴き出す
そうなると銃口を出たばかりの銃弾に吹きかかり弾道に影響を与えるので
銃口から噴き出すガスの量は少なければ少ないほどよい(ワルサー社)
薬室精度...隙なく弾を保持できれば弾道安定に大きく寄与するし弾に吹き付けるガス圧力も増すが
あまりにギチギチにすると薬莢のイジェクションに大問題を抱える
同じ弾丸を使用していても銃が違えば威力も変るのでしょうか?
銃身は長いほうが火薬の膨張エネルギーを受ける時間が長い
したがって初速は速くなる=威力がおおきくなる
でも、逆にかえって長すぎると今度は銃身との摩擦によって速度が遅くなるから
長すぎてもいけない
銃身の長さは大きな要素ですが、排莢機構も大きく影響します。
発射薬の燃焼ガスは銃弾を飛ばすだけでなく、空薬莢を排出し次弾を装填するという
仕事にも用いられます。
この仕組み(排莢機構)の性質によっては、大量のガスが空薬莢とともに排出されて
しまい、銃弾に与えられるエネルギーが大幅に現象します。
一般的には、連射速度が速い(=排莢&次弾装填の速度が要求される)サブマシンガン
ほど、排莢機構によるエネルギーロスが大きくなります。
バレルツイスト...ようはライフリングで、これを絞れば初速は上がる傾向にあるが
銃身寿命は著しく縮む(M16の例を参考)
薬室精度...詰めればガスの圧力を高く取れるが薬莢の排出が問題
現在において自動小銃と突撃銃、軽機関銃と分隊支援火器を区別することにはあまり意味がないのですか?
突撃銃と分隊自動火器と軽機関銃の境目は、昨今の米軍の火器運用においては
確かに同一機種での運用を目指して居るように、その機能的な違いは少ないですが
軽機関銃と分隊自動火器と突撃銃は、明確に異なるカテゴリの火器です
米軍に置いてはMINIMIの火力をAR-15に求めている為に混同されがちですが
三者は明らかに異なり、露西亜では旧ソビエト時代より、持続発射弾数以外は、
ほぼ同一の火器を運用していましたが、RPKとAKの違いは僅かです
これに対して、MINIMIとAR-15の類似点は使用弾薬以外には殆ど無く、
全く別のものと言っても良いでしょう。
(596:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
運用法以外で分隊支援火器と軽機関銃の明確な違いってなんですか?
アサルトライフル用の弾を使っているかいないか。
分隊支援火器(軽支援火器)は、軽機関銃よりも軽便な自動火器です
その構造は、制式小銃の持続発射弾数および射程を拡張、強化したものや
軽量化した軽機関銃に制式小銃の弾倉を使用可能にしたものがあります。
また軽機関銃は非常時を除き、通常二名以上で運用しますが
分隊支援火器は、全ての状況下において一名で運用します。
(718:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
PDWをサブマシンガンに分類するのは無茶、少なくとも強引ですよね?
個人防御火器の定義は、広義には「射程を含めて機能拡張した短機関銃」です。
つまり、M4系のPDWからMP5KA4PDWまでを包括したカテゴリですが、
これにはG18は含まれませんが、オプションの銃床を装備したものは該当するかも知れません。
何故M4系がPDW足り得るか、と言うと、短縮化した場合射程も短くなる事と、
パトリオットピストルの存在から、定義の範囲内となるからです。
また、短機関銃の本質である「拳銃との共通弾薬」と言う補助口径機関銃としての機能が
AR-15の弾薬を使用し、近距離でも戦闘能力を保持する、と言う
これまた短機関銃の定義に当て嵌まる性能を持って居る点を踏まえて
近接戦闘に特化したM4CQBRがAR-15の9mm口径短機関銃からの発展型である事から
「短機関銃の機能を拡張したもの」に該当する、と考えられます。
同様の事はカラシニコフにも当て嵌まり、そもそも露西亜の用兵思想では
「射程を拡張した短機関銃」を持って歩兵の主たる装備としています。
(722:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
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