Microsoft Windows 8 - Wikipedia
Windows 8(ウィンドウズ エイト)はWindows 7の後継として開発中のパソコン及びタブレット端末用オペレーティングシステム(OS)である。
初期開発コードネームは「8」であり、Windows 7に引き続き、開発コードネームだったものがそのまま製品版の名称として採用された。Windowsの8番目のメジャーリリースから由来している。互換性確保のためか、Windowsの内部バージョンはNT6.2である。Windows 7と同様、Windows 8とWindows Server 2012は同一のソースコードからビルドされている。
2012年中に発売されることが予想される。
[編集] Windows 8の特徴
Windows 8は完全に新しくなったMetro UIと従来のGUIの2種類が搭載されており、簡単に切り替えることができる。Windows 95以来のWindowsの根本的な刷新となっている。
[編集] ユーザーインターフェイス
- Metro UI
- Windows Phoneに搭載されている新しいユーザーインターフェイス。このUIは、従来のタッチ操作のできないPCからタブレット端末、大きなタッチスクリーンでも操作できるように設計されている。
- デスクトップ
- これまでのWindowsに搭載されているユーザーインターフェイス。これにより、これまでのWindows向けのアプリも引き続き利用可能となる。
- Windows Aero
- ウィンドウが角ばり、タイトルが真ん中に表示され、文字の大きさやフォントも変更されている。ラジオボタンやスクロールバー、エクスプローラーのリボンUIもMetro風に変更される。「フリップ3D」はできなくなる。
- デスクトップの壁紙に合わせてウィンドウの配色が自動的に変更されるオプションが追加された。
- Windows Basic、ハイコントラストテーマ
- Metro UI風になり、Windows AeroよりもMetro化されている。
- Aeroプレビューなど、Windows Aeroのみ利用可能だった機能が利用可能となる。
[編集] スタート画面
スタートメニューに変わる、Windows Phoneライクなインターフェイス。PCが起動したら、この画面が表示される。
コンバーチブルトップポンプ
- タイル
- Windows Phoneと同じように、各アプリケーションがタイル状に表示される。
- ライブタイル
- タイルにアプリの情報が表示される。天気アプリでは、アプリを開かなくても天気や気温などが表示されるようになっている。オフにすることもできる。
- カスタマイズ
- アプリの位置を変えたい場合は、タイルを縮小することができる。スタート画面の配色も変更可能で、いくつかのテクスチャも用意されている。
[編集] ログイン・ログオフ
- ロックスクリーン
- PCが機能した後に表示される。バックには好きなピクチャーが貼れる。時計や受信メールWi-Fiなどの情報も表示される。Androidライクなデザインになっている。上にスクロールすることによって解除される。
- ピクチャーパスワード
- ピクチャーに設定しておいたジェスチャーを行うことで、ログオンされるようになる仕組み。セキュリティも向上される。タッチ操作に適しているものの、マウスでも操作できるように設計されている。
- Microsoft アカウント
- PCにMicrosoftアカウントを設定しておくことで、メールやメッセージング、Windows Storeなどの機能が利用できるようになる。もし、MSアカウントでログインせずに従来のログインアカウントを作成したい場合は、ローカルアカウントも作成することができる。
[編集] タスク切り替えジェスチャ
- タスクを切り替える
- 画面の左端をクリックする。左端にマウスポインタを持っていき、そのまま下へマウスポインタを動かすと、開いているすべてのアプリが表示される。
- 2つのアプリを表示させる
- 画面の左上の端をかざすと、サムネイルが表示され、そのまま左端へドラックする。
- スタート画面に戻る
- 画面の左下にマウスポインタをかざすと、戻ることができる。デスクトップでは、スタートボタンが廃止された代わりに、スタートボタンがあった位置にマウスポインタをかざすと、サムネイルが表示され、そこから戻ることができる。
- アプリを閉じる
- 画面の上部にマウスポインタを持っていくと「パー」のポインタに変わり、下にドラックすることで、アプリが閉じる。上左の端を右クリックによってアプリを閉じることもできる。
- チャームバーを呼び出す
- 画面の右下をかざすと表示される。チャームバーでは、「検索」「共有」「スタート」「デバイス」「設定」のショートカットが表示される。
[編集] キーボードショートカット
- Windowsキー
- スタート画面に戻る。
- Windowsキー+「C」キー
- チャームバーが表示される。
- Windowsキー+「F」キー
- アプリの検索ができる。また、スタート画面の状態から、アルファベットキーをタイプすると、アプリの検索に移動する。
[編集] Metro UIのアプリケーション
Metroにはいくつかプリインストールされたアプリが用意されている。Windows Storeによってアプリを追加で購入することもできる。
- Windows Store
詳細は「Windows Store」を参照
- Metroアプリを購入することができる、Windows 8専用アプリストア。有料・無料のアプリが用意される予定で、プレビュー版の段階では、まだ無料アプリのみしか扱っていない。アプリの新しいバージョンが出た場合、Windows Storeタイルに数字が表示され、アップデート可能なアプリを知らせてくれる。
- Internet Explorer 10
詳細は「Internet Explorer 10」を参照
- タブレットに最適化されたユーザーインターフェイス。タッチ操作にも対応している。お気に入りのウェブページは、スタート画面に保存される。Metro版はプラグインフリーのため、FlashやSilverlightをサポートしない[1]。HTML5のみをサポートする。
- People
- Windows Phoneにも搭載されている、連絡帳アプリ。
- メール
- Windows Liveのメールを送受信することができる。
- カレンダー
- Metro UI向けカレンダーアプリ。
- 写真、ビデオ、ミュージック
- Windows Phoneにも搭載されているアプリ。写真や音楽、ビデオなどの再生ができる。
- SkyDrive
- Windows 8は、SkyDriveと完全に統合されているため、このアプリからSkyDrive上の写真やビデオなどを再生することができる。
[編集] デスクトップアプリケーション
搭載されているアプリケーションのほとんどは、Windows 7と変更点はなく、システム関連の機能を中心に変更されている。
- Internet Explorer 10
詳細は「Internet Explorer 10」を参照
TISCOトップアダプター
- Internet Explorer 9からユーザーインターフェイスは変更されていないものの、パフォーマンスの改善が行われている。
- ペイント、ワードパッド
- エクスプローラーのようにリボンUIを最小化させるためのボタンが追加されている。
- Windows Media Center
- 「Pro」エディションの「Media Pack」といわれるアドインをインストールすることで利用可能。Windows 8 Consumer Preview地点では、まだ変更されていない。
- Windows Media Player 12
- Windows 8 Consumer Preview現在では「Windows 7」からの変更はなく、バージョン番号もそのまま。タブレ
ット向け「Windows RT」には搭載されない。
- Hyper-V
- Windows Server 2008 R2で搭載された仮想化ソフト。クライアントOSで搭載されたのはWindows 8で初となる。Pro、Enterpriseのみ搭載される。
[編集] Windows 8の変更点・新機能
[編集] アプリケーション
- エクスプローラー
- エクスプローラーにもワードパッドやペイントと同じように、リボンユーザーインターフェイスが導入される。作業に必要な機能への効率的なアクセスを実現させるために搭載された。デフォルトでは最小化されており、最大化にするボタンをクリックすることによってリボンが開く。また、Windows 7にあった、詳細ウィンドウが下部から横に変更され、ファイルの詳細情報がより詳しく表示される。ほかにも、Windows Vistaで廃止された「上へ」ボタンが復活する。
- ファイルコピーマネージャー
- ファイルをコピー、移動した際に表示されるマネージャー。複数のファイルをコピーする際、これまでであれば複数のマネージャーが表示されたが、Windows 8では1つにまとめられる。進行中のコピー処理を一時停止、再開、停止する機能も追加された。各コピー ジョブのデータ転送速度、転送速度の傾向、そして未転送データの量を確認することもできる。競合解決ダイアログボックスのデザインも刷新され、わかりやすくなった。
- タスクマネージャー
- Windows 8で初の大幅な改良となる。これまでかなり複雑とされてきたタスクマネージャーのデザインを簡潔化し、より分かりやすくなった。「詳細」をクリックすることで、現在起動しているアプリのCPUやメモリー使用率などが表示される。「アプリ履歴」タブを開くことでシステム上のアプリをどれくらいの頻度で利用されているのかなどが表示される。
- ISOファイルマウント
- ISOファイルが、標準でマウントできる。これにより、マウントツールが必要なくなり、仮想光学ドライブとして利用できるようになる。
[編集] システム関連の新機能
- VHD(バーチャルハードディスク)のネイティブサポート
- ファイル履歴
- これまでの「シャドウコピー」を改良したものとなり、エクスプローラーのような形式のデザインとなっている。
ファイルをバックアップし、誤って削除してしまったファイルを復活させることができる。
- Windows To Go
- 企業向け新機能のため、Enterpriseエディションのみ搭載。USBやUSB外付けハードディスクなどのデバイスにWindows 8をコピーし、USBにアプリやデータを持ち運びし、別のパソコンにデータをうつすことができる。
- 言語の追加
- Windows 8の表示言語をより簡単に設定するための機能を搭載。また、コンシューマー向けエディションでは利用できなかったシステム言語の追加もWindows 8で可能となる。
- 新たに14か国の言語を追加。
- Windows アカウントと統合
- これまで使われていた「Windows Live ID」から「Microsoft アカウント」へ名称が変更された。Windows 8とは完全に統合されている。Microsoft アカウントを使ってログインすることでWindows Storeでアプリを購入したり、Windows Live関連の機能も利用可能。 従来のローカルアカウントを利用してログオンすることも可能。
- デュアルモニター
- PCのリフレッシュ、リセット
- Windows 8に何らかのエラーが発生し、再インストールしなければならなくなった場合、PCのデータを保持したままWindows 8をリフレッシュさせる機能と、すべてのデータを消去して、Windows 8をリセットさせる機能が搭載されている。
[編集] セキュリティー
- Windows Defender
- Windows Vistaから搭載されているものの、あまり大きな改良は行われていなかった。Windows 8で大幅に改良され、インターフェイスも新しくなった。あらゆるマルウェアにも対応し、検出力もより高くなる。Windows Defenderの消費電力も少なくなったため、バッテリーの寿命も長くなる。ユーザーエクスペリエンスとパフォーマンスが向上した。見た目はMicrosoft Security Essentialsとほぼ同じ。
[編集] パフォーマンス
- メモリ消費量の改善
- Windows 7 SP1では消費メモリが404MBで、32個のプロセスが走っていた。Windows 8では、メモリの消費量が281MBまで減り、プロセスも3個減り29個になった。
- 起動時間の改善
- Windows 8では起動方法とシャットダウン方法を改良することにより、起動時間が短縮される。
[編集] 廃止された機能
- JIS90互換フォントパッケージ
- Windows 7まで提供されてきたが、Windows 8ではJIS2004へ完全移行するため、廃止された。
- クラシックテーマの廃止
- デスクトップUIのテーマはMetro UI風にアレンジし直されたWindows AeroとWindows Basicとハイコントラストの3種類しか搭載されておらず、Windows 2000までのような「クラシックテーマ」はなくなった。
- スタートメニュー
- 新たに搭載されたスタート画面がスタートメニューと置き換われたため廃止された。しかし、マイクロソフト非公式なものの、レジストリをいじることでスタートメニューを復活させることがDeveloper Preview版では可能だった。しかし、Consumer Preview版ではこの方法でスタートメニューを復活させることはできなくなった。
- スタートボタン
- Windows 8ではスタートボタンが搭載されていない。[2]スタートボタンが搭載されないのは、Windows 95以来の変更。
- Windows Aero
- 一部の機能が廃止された。Windows 7で搭載されていたウィンドウを半透明にする機能はデフォルトでは無効になっている。また、ウィンドウを立体にする「フリップ3D」もできなくなった。
[編集] エディション
Windows Vistaから複雑になったエディションが整理され、Windows 7の8種類から4種類となった。コンシューマー向けのエディションは単に「Windows 8」となる。32ビット・64ビットが提供される[3]。
- Windows 8
- 無印のエディション。消費者向けのエディションであり、Windows 8の基本的な機能をすべて搭載している。Windows 7の「Starter」「Home Basic」「Home Premium」エディションに位置する。
- Pro(プロ)
- ビジネス向けのエディション。消費者向けのエディションに搭載されている機能のほか、ビジネス用途の機能が搭載されている。「Windows Media Center」も追加で搭載できる。「Professional」「Ultimate」エディションに位置する。
- Enterprise(エンタープライス)
- ボリュームライセンス契約者のみ提供される。企業向けのエディション。Windows To Go,DirectAccess,BranchCache,AppLocker等の付加機能がある。
- Windows RT
詳細は「Windows RT」を参照
- タブレット向けのWindows 8であり、単体では販売されない。
[編集] 各エディションの比較
Windows 8 | Pro | Enterprise | Windows RT | |
---|---|---|---|---|
供給方法 | 消費者向け | 消費者・企業向け | ボリュームライセンス | タブレット端末 |
32ビット・64ビットの存在 | 32・64ビット | 32・64ビット | 32・64ビット | 存在しない |
Windows 7 Starter, Home Basic, Home Premiumからのアップグレード | 対応 | 対応 | 非対応 | 存在しない |
Windows 7 Professional, Ultimateからのアップグレード | 非対応 | 対応 | 非対応 | 存在しない |
スタート画面・ズーム・Live Tiles | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Widows Store | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
プレインストールアプリ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Internet Explorer 10 | 搭載 | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
Microsoft アカウント | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
デスクトップ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Windows Defender | 搭載 | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
スマートスクリーン | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
システム言語の変更 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Windows Media Player | 搭載 | 搭載 | 搭載 | 非搭載 |
ファイル履歴 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
ISO・VHDマウント | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
リモートデスクトップ(クライアント) | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
ピクチャパスワード | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
PCリセット・リフレッシュ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
スナップ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
タッチキーボード | 搭載 | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
BitLocker and BitLocker To Go | 非搭載 | 搭載 | 搭載 | 非搭載 |
VHDからのブート | 非対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
Hyper-V | 非搭載 | 搭載 | 搭載 | 非搭載 |
リモートデスクトップ(ホスト) | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Microsoft Office | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 | 搭載 |
[編集] Windows 8インストールの簡素化
Windows 8をインストールするときのセットアップのインターフェイスや操作性がWindows Vista以来の変更が加えられており、誰でも簡単にセットアップができるよう、変更されている。
- Webインストーラー
- Windows 8のインストールに必要なファイルをインターネット経由でダウンロードし、ダウンロードが終了したら、インストールが始まる。インターネットに接続されていなかったり、インストールを早く済ませたい場合は、従来のようにISOイメージも用意される。
[編集] 新しいブート画面
これまでのWindowsでは、ブートマネージャーや詳細ブートオプションメニューでは、完全なグラフィック機能が利用できなかったため、ブートエクスペリエンスが改良されたことがなかったが、Windows 8では初めてGUIを導入し、タッチ操作に最適なユーザーインターフェイスを採用[4]。
- デュアルブート
- 1台のPCに2つ以上のOSをインストールしている場合に表示される画面。Windows 8ではMetro UIを採用し、タッチ操作に適したものに変更された。また、既定のOSの設定やタイマーの設定もこの画面から行うことができる。
[編集] ブルースクリーンの刷新
Windows Vistaの初期ビルドでは、ブルースクリーンではなくてレッドスクリーンが搭載されていたが、Windows 8の初期ビルドにあたるMilestone 3(Build 7955)ではブラックスクリーンが搭載されている[5]。Build 8102では新しいブルースクリーンが搭載され、これまでのような長たらしい英文が表示されなくなり、日本以外の国でよく使われる:(の顔文字も注目された。ブルースクリーンの刷新もブートエクスペリエンスの改良と同じく、Windows 8が初となる。 なお、Consumer Preview版ではブルースクリーンが日本語に対応し、「問題が発生したため、コンピューターを再起動する必要があります」と表示される。また、:(の顔文字も表示されなくなっている。Windows 8の日本語版が登場するまでは、掲示板などで日本語版のBSoDはどのような顔文字が表示されるようになるのか予想する人も多数いた[6]。
[編集] システム要件
Windows 8は、Windows 7とほぼ同じシステム要件となっており、Windows 7が動いているPCであれば基本的に動作する。
32 ビット | 64 ビット | |
---|---|---|
プロセッサー | 1.0 GHz 以上 | |
物理メモリー | 1 GB 以上 | 2 GB 以上 |
グラフィック | WDDM 1.0 以上の対応ドライバが提供されている DirectX 9.0 以上の GPU | |
HDD 空き容量 | 16 GB 以上 | 20 GB 以上 |
[編集] コンシューマプレビュー
β版に相当する、コンシューマプレビュー版は2012年2月29日(現地時間)にリリースされた。その3ヶ月後に RC 版、更に3ヶ月後に RTM 版をリリース予定[7]。
これまでのWindowsでは初めて一般向けに配布されるプレビュー版をベータ版またはパブリックベータ版と言われてきたが、Windows 8では一般向けのプレビューであることを強調させるためか、コンシューマープレビューと呼ばれることとなる。2011年9月13日に配布されたプレビュー版はデベロッパープレビューであり、開発者向けであることを強調させるためにそう呼ばれていたものと思われる。
[編集] リリースプレビュー
RC 版は「Winodows 8 Release Preview」という名称で、2012年6月第1週にリリース予定[8]。
[編集] 概要と歴史
[編集] 2011年
- 1月8日
2011年1月8日に行われたCES2011にて、スティーブ・バルマーが基調講演で、次期Windowsではスマートフォンやタブレットに搭載されている、ARMアーキテクチャをサポートすると正式に発表し、実際にARMアーキテクチャを搭載した端末でWindows 8を動かしているところも公開された。ここでは、"Windows 8"と発言されなかった。
- 5月23日
東京都で開催されたMicrosoft Developer Forum 2011にて、スティーブ・バルマーが"Windows 8"と発言し、"Windows 8は2012年にリリースされる"と明言した。しかし、のちにMicrosoftがそれを否定した(ただしインテルやDELLといったメーカーはWindows 8を搭載したタブレット端末を2012年に発売するというリリースを出している)。
- 6月1日
All Things Digital(D9)Conferenceで、Windows 8に採用されるMetro UIのユーザーインターフェイスが初公開され、Windows 8が搭載されたPCでデモが行われた[9]。しかし、簡単な説明のみであったため、この段階では詳細は不明であった。
- 8月17日
Windows 8の公式ブログ「Building Windows」を開設。Windows 8の詳細情報が少しずつ明らかとなっていく。
- 9月13日〜9月16日
Windows 8のさらなる詳細を発表する開発者向け会議、「『BUILD』カンファレンス」を開催。このイベントは今まで"PDC"と呼ばれていたものである。それと同時に初のWindows 8プレリリース版、Windows 8 Developer Preview(Build 8102)が公開された。32ビット版と64ビット版および、次期バージョンのVisual Studio 11などを含むデベロッパーツールが搭載されたデベロッパー向けではあるものの、誰でも入手可能であり、アクティベーションも必要ない。日本では14日正午にダウンロード可能となった(ただし、配信されているのは英語のみだが、非公式の日本語言語パックが出回っている。しかし、メトロUIは英語のままで、デスクトップの一部しか日本語化されない)。「Developer Preview」は24時間で50万回ダウンロードされた。
- 12月6日
Windows 8向けアプリストア、「Windows Store」の詳細を発表。Windows 8 Developer Previewのダウンロード数が300万回を突破したことも発表され、Windows 8のパブリックベータ版が2012年2月後半にリリースされることも明らかにされた。
[編集] 2012年
- 2月9日
一般向けのプレビューとなるWindows 8 Consumer Previewに関するイベントを開催することが明らかとなる。
- 2月29日
現地時間2月29日午後3時(日本時間午後11時)から行われたイベントで、これまでのパブリックベータ版にあたる一般向けのプレリリース版、「Windows 8 Consumer Preview(Build 8250)」が公開された。Windows 7のようにWindows Live IDも必要なく、誰でもダウンロード可能で32ビット版と64ビット版のISOイメージ版とウェブインストーラー版の2種類あり、日本語版を含む5か国で配信。Visual Studio 11 Beta版も同時に公開された。アプリストアの「Windows Store」も開設された。
- 4月17日
正式名称が「Windows 8」に決定し、エディション構成(SKU)が発表された[10]。
- 4月24日
東京都で開催された開発者向けイベントでこれまでのリリース候補版(RC)にあたる「Windows 8 Release Preview」が6月第1週に公開されることが、スティーブン・シノフスキーによって明らかにされた。日本で初めてWindows 8の最新情報が明かされた。
- 6月第1週
「Windows 8 Release Preview」が公開される予定。
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